センター世界史

傾向

 センター世界史では過去の傾向というものはあまり見られず、全範囲から満遍なく出題されます。しかし二 次試験と大きく違うところは、文化史も頻出してくる点でしょう。他には同じ時代に起こった横の歴史も頻出事 項といえます。

対策

 よく言われているようにセンターの問題は絶対に教科書の範疇を超えることがありません。だから教科書を 中心に勉強するのがふさわしいと思います。そして先ほども言ったように、センター世界史は全範囲から出てく るので、出来るだけ苦手な「穴」を無くすように勉強してください。また勉強の際は資料集の地図を見るように するといいでしょう。地図が出ることも多くなっています。自分で大まかな地図を書くと、地名や国、首都を覚 えるのに有効です。
 僕なりのセンター演習方法を書きたいと思います。 僕はいつも、問題を解くのには30分〜45分ほど、解説には2時間近くかけていました。それぐらい解説は大 事だと思います。具体的にその2時間とは、まず答えの後の解説を読みます。その時、正解以外の選択肢につい ても解説してありますが、そこに知らないことが書いてあると教科書や資料集で調べて、汚くていいのでいらな い紙の裏などに自分なりにまとめていました(自分でまとめ自分で書くことに意味があるので。書いた後はまぁ 捨てていましたけど)。これをやると、予備校のテキストや教科書に載っていない視点からの知識を得られます。 特に大事な横の歴史は教科書にもテキストにもあまり載っていないので、こういう際に自分で調べて知識を増や すのが有効です。ただかなり時間がかかるので、すでによく理解しているところは解説をかるく読むだけという ことも、多々多々ありました。
 次に過去問をやる年数ですが、過去5年は問題形式を知る上で絶対だとして、それ以上はお好みでいいと思いま す。大事なのは、
@問題形式を知って慣れること
A解いた問題から知識を得ること
です。@は過去5年やれば十分ですが、Aは過去問以外にも青本、白本、黒本、緑本の「大学入試センター試験 実戦問題集」などがあります。これらは大体が一冊で5回分集録されているので、繰り返しやる時にはいい目安 になると思います。一冊(5回)やったら、もう一周するといった具合です。2,3周やると、知識も定着して きて、本物の過去問などでも点がとれるようになると思います。

おすすめ参考書

・「大学入試センター過去問」(各出版社)

・「大学入試センター試験実戦問題集」(駿台)

・「詳説世界史」(山川出版社)

 「センター過去問」は多くの出版社から出ているので何をやってもいいとして、「大学入試センター試験実戦問 題集」についてですが、上述したように一つを何度も繰り返しやって、あまり手を出し過ぎないように注意して ください。山川出版社の「詳説世界史」が詳しく載っていて、過去問を解くときなどにも解説書として活躍して くれます。

最後にひとこと

 センターまであとわずか。ここからは全科目を同時進行でセンターに向けて進めなければならないと思います 。だからと言って、あせって一科目ごとの勉強内容が薄くならないように注意してください。時間がないからこ そ、じっくり、しっかり勉強することが大事です。演習だからって手を抜いたりせず、本番と同じように最後の 一秒まで考え抜いてください。最後まで自分をしっかり持って、頑張ってください。

○この記事を書いたのは…
ざわ(商・私立・男・受験に必要なものは「努力」。何事も努力あるのみ!!!)