センター生物

傾向

 センターの生物はマーク形式の大問5題で構成されており、
@細胞の成り立ち
A生殖と発生
B遺伝
C動物
D植物
という構成が定番です。@では、ミトコンドリアや葉緑体、ゴルジ体などの特徴、細胞分裂の過程などが定番です。 Aでは、減数分裂、ウニやカエルの発生、細胞分化、中胚葉誘導などが出ます。Bでは、様々な種類の遺伝が出ます。 Cでは、ホルモンや腎臓、脳、動物の習性などが主流です。Dでは、植物ホルモンや日長と花芽形成などが出ます。

対策

 まずは教科書などで基礎力をしっかりと身につけて、基礎問題は確実に点を取れるようにする。具体的には、学校の定 期テストで満点近くを取れるようにする。もし、定期テストでいい点が取れないならば、センター試験での点数も余り芳しく ないはずである。なぜならば、センターの問題は、基礎力+応用力+発展力が必要だからである。基礎力が無ければ応用問題 や発展問題も解けるはずが無く、基礎問題を中心に作られた定期テストの点数よりセンター試験の点数が下回るのは必然的な ことである。このことから、まずしなければならないのは、教科書などを読み込んで基礎力をつけることである。そして、基 礎力強化が終われば、次はもっぱらセンター形式の問題を解いていくことが大事である。センターの問題は、いくつかのパタ ーンを解きなれていれば、あとはそれを応用してとける問題が大半である。
 次に、実際にセンター試験の問題を解いていく方法であるが、他のセンターの問題と違って、時間を重視しすぎる必 要は無い。したがって、余りあせる必要は無い。しかし、難しい問題やわからない問題にぶつかったときに考え込んでしまい 袋小路に入ってしまうことがよくある。故に、少しでも詰まったならば、5分して出来なければとばす、という風に考える時 間を決めておくほうがよい。とりあえず、わからない問題はとばして、最後まで問題を解いてみることが大事である。そして もう一度わからなかった問題を解いてみる。そうすると、その問題に集中でき、落ち着いて解くことが出来るので難しい問題 でも解法が思いつく。センター試験形式の問題を解く上で重要なのは、諦めのよさである。ただし、諦めといっても、今この 瞬間に解くことを諦めてその後でもう一度心機一転して問題を解くという意味である。あきらめながらも最後まで粘り強く解 くのが一番良い方法である。

おすすめ参考書

・「生物T合格39構」(学習研究社)
 図や絵が多用されており、特に細胞の成り立ちや生殖と発生のところがわかりやすい。ページの余白部分が、自分で間違え た部分を書き込んだりするのにちょうどよい大きさとなっている。

・「センター試験の過去問,センター予想問題集」(大手予備校など各出版社)
 これをやり続ければセンターで高得点を狙える。センターの問題を練習するには、センターと同じ形式で問題をたくさん解 くのが一番いい勉強の仕方である。基礎力をつけたあとにこれを徹底的にやるのが一番効率のいい勉強法だろう。

最後にひとこと

 自分を信じて問題を解くのが一番いい方法です。なぜならば、疑心暗鬼で問題を解いていくと全てに自信が無くなり 不安に陥り、見直しでかなりの時間がつぶれてしまうからです。頑張って。

○この記事を書いたのは・・・
パン長(経済・公立・男。受験に必要なものは「無心」)