センター現代社会
傾向
政治や経済・国際関係など各分野の範囲からまんべんなく出題されており、各大問で基本的な知識を問う問題が少なくな
い。しかし一見一般常識なように思える問題でも、きちんと対策していなければ解けないことが多い。ちなみに昨年出題され
た範囲は、
・国家
・国際経済
・世界遺産
・国際連合
・市場と政府
・青年期
です。現代社会は頻出分野がある程度ある一方で、いままであまり見たことのないような問題(昨年度でいうところの「この中
で世界遺産はどれでしょう」)も出題されます。
対策
まずはポイントのまとまった参考書や教科書などに一度目を通してみて、現代社会が何を勉強する科目なのかというおお
よその感じをつかんでみてください。そのあと、問題集を解いて知識が身に付いているのか確かめましょう。
また、問題集は解説ができるだけしっかりしているものがいいでしょう。現代社会ではその場で考えるよりも知識的なもの
が要求されることが多いからです。解いたままにしないで正解以外の解説も繰り返し読むようにしましょう。
対策のポイントは、自分で議決方法などを図で書けるようにしましょう。センター試験対策でなぜ?と思われるかもしれませんが、センター試験対策でただただマークを黒く塗りつぶしているだけではだめです!!手で書いてみることで構造が理解しやすくなります。
また、世界史選択でもある人は、国際関係や環境問題の部分を世界史と絡めて覚えるとセンターにも役立つし、手薄になり
がちな現代史の対策にもなります!!
現代社会にあまり時間はかけられないと思いますが、青年期や心理の分野は他の科目の勉強とのいい気分転換になるでしょ
う。他の科目とのバランスをとりつつ勉強していってください。
おすすめ参考書
・「決める!センター現代社会」(東進ハイスクール)
センター現代社会で出題される内容がまとまった参考書。解いた問題で間違えたところなどに書き込みをしていくといいと
思います。
・「センター試験への道 現代社会 問題と解説」(山川出版社)
問題集。現代社会の問題集にしては厚めな部類に入りますが、これをやりこめば安定した実力がつきます。実際にセンター
試験で出題された過去問が分野ごとにまとめられていて、それに解説がついています。正解以外の選択肢にも解説がついてい
るのでとても力になります。
これを解くのであれば本番のシミュレーションとして過去問を解くのは1〜2年分で大丈夫です。
最後にひとこと
現代社会は他の公民科目に比べてあまり勉強しなくてもよいというイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし実は現代社会こそちゃんと勉強しなければ高得点を取ることが難しい科目だと思います。
一橋大学のセンター試験の科目別配点において公民の配点は決して多くはありませんが、ここで落としてしまうと痛いので、
公民といえど気を緩めずに頑張ってください。
○この記事を書いたのは…
やぎ(商・公立・女。受験に必要なものは「心身のバランス」)