センター日本史
傾向
センター日本史は、大問が6問で構成されています。第1問はテーマ史、第2問は原始古代、第3問は中世、 第4問は近世、第5問、第6問は近現代となっていて、古代〜近現代まで満遍なく出題されます。設問の形式は 、空欄補充、正誤問題、出来事を時系列に並び替える問題の3パターンです。
対策
通史が終わっていない方は、まず通史を終わらせましょう。傾向でも書いたとおり、満遍なく出題されるの
で、勉強していない範囲があると、点数の伸びにも限界があります。また、設問の形式の1つである正誤問題は
、ただの暗記では解けません。なぜその事項が起こったのか、その結果どうなったのかなどを、正確に理解する
ようにしましょう。
日本史の効率の良い勉強方法は、知識のインプットとアウトプットを交互に行うことだと思います。まず、教科
書を読んだり授業で使うプリントを覚えたりして、知識を蓄えます。
(←知識のインプット)
そして、その後インプットした知識関連の問題を問題集で解きます。
(←知識のアウトプット)
この2つを上手に交互に繰り返すことで、効率よく覚えることが可能だと思います。単純に覚えることしかない
文化史は、資料集を見ながら覚えるようにしましょう。仏像や絵の名前だけを覚えるのは大変ですし、あまり意
味がないでしょう。また、設問の形式の1つに、出来事を時系列に並び替える問題がありますが、年号をやたら
覚えても意味はありません。必ず覚える必要がある要の年号だけ覚えて、あとは事項の前後関係から推測して解
くようにしましょう。
センター試験の過去問の上手な使い方をアドバイスしたいと思います。良かったら参考にしてください☆
@問題を解く。その時、勘で解いた問題に印をつける。
A答え合わせをする。間違えた問題に印をつける。
B勘で解いた問題、間違えた問題の解説を読む。さらに、その問題内容に関連する事項を教科書で読ん
で確認しておく。
C数日後、印が付いた問題を再度解く。
間違えた問題を放置することが良いことであるはずがありません。センター日本史は過去問の類似問題が出題
されることも多いので、過去問で出た問題は全て解けるようにしておくと良いでしょう。また、過去問を解きな
がら覚えましょう。
おすすめ参考書
・「実力をつける日本史100題」(Z会出版)
センター試験向けに作られた問題集ではありませんが、日本史を勉強するならお勧めの問題集です。私大向けに作られているので知識が細かいところもありますが、テーマ史の勉強もできるので、使いやすいと思います。また、解説がとても詳しく、解説をじっくり読むことで、2次試験の日本史の対策にも繋がるでしょう。
・「センター日本史B 9割GETの攻略法」(中経新書)
題名の通り、センター試験向けに作られた参考書です。センター日本史でよく出題される人物や事件がつらつらと箇条書きしてあります。小さく持ち運びが便利で、通学時間に電車などで気軽に見ることができるので、使いやすいと思います。また、最後のページに「内閣と主な事件」という項目があり、混乱しやすいこの部分が一覧になっているので非常に便利です☆
・教科書
当たり前のことですが、教科書は非常に大切です。
最後にひとこと
センター日本史は勉強すればするほど点数が伸びます。直前まで、もっと言うと試験当日の朝まで伸びます。マーク模試などで点数が取れない方は、はっきり言うとただの勉強不足です。2次試験の日本史とは全く形式が異なり、センター対策が2次試験の対策にそのまま繋がるとは考えにくいですが、センター日本史は本番でこけることが殆どない非常に貴重な科目です。センター試験は日本史で点数稼ぎをしましょうね☆
○この記事を書いたのは・・・
バンビ(法・私立・女。受験に必要なものは「自分を信じること」)