一橋大学KODAIRA祭実行委員会presents 2008年度一橋大学二次試験対策
【傾向】
試験時間は120分。大問3題、各400字の論述問題で構成されている。出題傾向はほぼ一定しており、第1問は中世ヨーロッパ、第2問は近現代ヨーロッパ、第3問はアジア(特に近代)からの出題が多い。内容は狭い地域の短い期間について深く問う問題が主である。全体としての難易度は高いが標準レベルの問題もあり、特に第3問に多く出題される。第2問でたまに出る近代史も割と平易である。これに対し第1問は細かい知識を持っていても回答に困る問題が少なくなく、逆にここで正解に近い回答ができると差をつけることが出来る。
【対策】
◎対策方法
一橋の世界史の対策は、まず過去問の研究が必須である。受験界では最高難易度と言われているが、過去問を研究すれば出題される範囲は絞られていることがわかる。
私の場合、具体的には赤本と青本の傾向と対策の部分を熟読し、自分の中でどの分野の知識が必要なのかを明確にさせ、旺文社の「世界史論述練習帳」を使って知識を補充していった。ある程度知識に自信が持てるようになったら論述問題を自分の手で書いて高校の先生に添削してもらった。「世界史論述練習帳」には30年分の過去問が掲載されているので、できるかぎり年度を遡ってやれるといいだろう。そのほかに論述問題が載っている参考書として、山川出版の「詳説世界史論述問題集」を挙げておく。
また、オープン模試や実戦模試などの問題についてだが、この問題はその年度の各予備校の予想問題なので、必ず復習し直すとよいだろう。昨年度も本試と類似する部分があった。
添削について、自分の答案を教師に見せて間違いや不足点を指摘してもらうだけではなく、問題文がどの時代のどの地域の何を背景とした何の事柄の記述を要求しているのかまで聞くとよいだろう。自分では気づきにくいが、問題文の要求していることと違うことを書いてしまっていることがよくあるものである。
◎ポイント
指定語句として出てきた語句を知らず、どんなものか予測もできない場合は、無理矢理答案に埋め込む必要はなく、むしろ書かないほうが無難であると思う。これは予備校の教師の受け売りなのだが、明らかな歴史認識の間違いは減点対象であろうし、論理の矛盾が生じてしまってわけのわからない文章になってしまうこともあるからである。
